アニエスbの黒T

今週のお題「自慢の一着」

子供の頃からダサかったです。服に興味もなく、大学生になるまでファッションアイテムを買いに行った記憶もありません。大学生になって何をどう着ていいかわからず、微妙に色が違うGジャンをGパンにインしてみたり、くすんだジャージにベネトンの蛍光グリーンTシャツを合わせたりしました。何を志向していたのか、自分でも思い出せません。軽く髪にウェーブをかけてもらおうと散髪屋に行き、パンチパーマに近くなって笑われたのもこの頃です。

ハタチを過ぎて、初めてお付き合いした彼女からプレゼントしてもらったのが、アニエスbの黒いTシャツです。「アニエスベー」という読み方も知らなかったのですが、すごくカッコいい、黒すぎない黒で、左胸にポッケと小さなロゴ付きタグがついてるシンプルでおしゃれな逸品でした。まさに自慢の一着、もちろんデートでも着まくり、首回りがテロテロになるまで着たおしました。今にして思えば「ださい服ばっかり着んと、せめてこれ着てデートに来てや」というメッセージを感じますが、それでも未だに自慢の一着として感謝とともに思い出します。

今は「おしゃれになろう」と無理をせず、清潔感のある、オーソドックスなものを普通に着たいと思っています。欲を言えば、どこか1ポイント、センスがきらりと光るものを身につければいいのですが、それが何かはっきりしません。ファッションの世界は奥深く、面白いものだと思います。いくつになっても始められるのかなあ・・・。

 

 〇画像が欲しかったので添付しましたが、僕がもらったのはこのタイプではありません

 

 

卑弥呼に会って、どこにいたか聞いてみたい

今週のお題「会いたい人」

女王として活躍していた頃の卑弥呼がどんな人だったか、今の有名人でいうと誰に近い雰囲気か、会って確かめたいです。小池都知事?いやたぶん全く違う感じだな、シャーマン的な要素があるなら美輪明宏さんの方が近いかな、など想像が膨らみます。女王時代かなりのおばあちゃんだった説を読んだ記憶がありますが、おばあちゃんすぎたら女王業務は勤まらなかったと勝手に思っています。でも今より食物事情は厳しかったはずなので、かなり小柄とは想像できます。

ここまでわかった! 卑弥呼の正体 (新人物文庫)

もし会えたら、邪馬台国はどこにあるかまず確かめたいです。私の地元、奈良盆地の真ん中あたりか、はたまた福岡あたりか…。どちらでもいいけど、まあできれば奈良かな。

好物とか悩み、ストレス解消の方法なども教えてもらいましょう。悩みはやはり、作物の不作や天候、あとは近くの国との戦争でしょう。好物は桃あたりか、多分とても貴重だったと思います。そういえば、今の言葉で話しかけても通じるのか?「こんにちは」「ありがとう」くらいはわかるのか?自分のことは私、わらわ、あちき…、何て言ってたのか?等々、疑問は膨らみます。

 

ステイホームにたまにはこのような自由な想像に身を委ねるのもいいですね!

不景気になると円が高くなるのはなぜ?

ずっと疑問だったのが、世界的に景気が悪くなり、株価全体が下がったりすると、日本円が高くなることでした。ある会社の調子(財務状況)が悪くなると、会社の株価が下がるのが普通です。だとすれば、GDPが伸びず人口構成や国の債務残高など、いい材料が少ない日本の通貨を、あえて景気が悪くなった時に持ちたがるのはなぜか。

せっかくのGWでもあるし、前に購入した本を読んでまとめてみました。自分なりに解釈すると、次のような要因があるそうです(本当はもっと色々書いてある)。

 

弱い日本の強い円 (日経プレミアシリーズ)
 

 ○ 前提

・僕たちが円高円安と言っているのはドルと円の関係(本当は円とユーロ、円とトルコリラ、円と中国元など全体で見ないとダメらしいが、ここでは円ドルで見続ける)

・国の経済成長力と為替相場円高・円安)は関係ない。

○ 景気が悪い時に円が高くなる(買われる)理由

1 日本は金融資本市場が大きく、資金も豊富なので好景気の時に円を使って投資することが多い。景気が悪くなるとそれが戻ってくる。

2 日本は金利がかなり低水準で、好景気の時は他国は金利が高くなり円を売って他の国に資金が流れやすい。景気が悪くなるとそれが戻ってくる。

3 日本は世界2位の経常黒字国で、資金が流れてくる(ドルなどが入ってくる)傾向があり円の価値が相対的にあがる。これは経常的(景気の良し悪しに限らず傾向としてあるの)で、景気が悪くても急に変わらない。

4 日本は世界最大の純債権国で、ドルなどの外貨を多く民間が保有しているので、景気が悪くなると損失を少なくするために円を買う傾向がある。

 

 ということらしいです。3や4は今後、ドイツに抜かれそうとか色々あるらしいですが、今のところこの傾向が継続している、また、基本的にはドルも円と同じで、景気がいいと出ていく通貨であるようです。

 少なくとも、日本は私が思っている以上に資金が多くて流動性も高い環境にあること、また通貨とは国家の財政というより民間も含めた全体の動きを反映しているということはわかりました。実際に今回、2月以降の新型コロナに伴う日経平均の下落と対ドルの円高傾向が、3月中旬まではかなり相関関係が大きかったし「やっぱり!」と思っていました。

 ところが、その後必ずそうでもなくなっているところが深い…。これについては日経新聞の記事にも取り上げられていたので、またまとめてみたいと思います。

キャリアは事後的なもの…そうか!:日本経済新聞から

人生100年時代に次のキャリアも考えないとなあ」という焦りがありました。今の仕事も好きだし満足だけど、今回のように新型コロナで調子のいい会社が急に赤字に転落したり、という報道をみると、何か食えるスキルを身に付けないと・・・いう気持ちも強くなります。「でもどうすればいいのだろう…。」その不安を和らげてくれる楠木建さんの記事を読みました。

 

仕事は思い通りにいかぬもの 川の流れに身をまかせて:日本経済新聞4/27 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58437790U0A420C2I00000/

 

そもそも、人生100年時代に次のキャリアを考える必要があるのか・・・(自問)。

○ 長寿だけど不安定な時代に、歳をとってから衣食住に困る生活はしたくない。

⇒ 今の職場がずっとあるか。あってもずっといれるか(定年、予期せぬ退職)。

⇒ 自分や家族の生活の安心、精神的な余裕を持つためにも何か次の準備を。

 という考えでした。

 

しかし、この記事を読んで

○ 綿密にキャリアを計画しても未来は不確かでコントロールできない。

⇒ 仕事は(コントロールできない)お客の役に立って初めて自分が儲かるもの。

⇒ だから、今の仕事を全力でやって滑った転んだの経験からキャリアは事後的に見えてくる。

 ということが自然に入りました。これは20代でも40代でも同じだと思います。いくつであろうが滑った転んだを厭わず、あくまで川の流れに身を任せ、そして良い身の任せ方として目の前のお客さんを喜ばせ、自分も頼られて楽しくなる仕事をすること。

 その積み重ねができれば、会社が変化し自分の所属が変わっても、何とか食べてはいけるのではないか。そう考えると、今の仕事で求められていることプラスアルファをいかに出していけるかに集中すればよく、気が楽になりました。この「求められることプラスアルファ」を出すために、いくつになっても斧を研ぐ必要があるのでしょう。

 

 人生100年時代、セカンドキャリア、老後2000万円・・・、言葉に踊らされていたなあ、と改めて感じたところです。全然不惑ちゃうやん。

 

 

 

「こういうの!」出川・IKKO・みやぞんの割り込んでいいですか? | テレ東

 前回のブログで伝えたかった、もっと在宅で楽しくなるテレビ番組、早速テレビ東京でやっていました。

1  そうそう、在宅でテレビ会議やったりオンライン飲み会したらこんなんなるよなあ。という共感(📶状況で入らなかったり聞き間違えたり、発言が被ったり…。)

2 オンラインでもこんな楽しみ方ができるのか、という発見(うろ覚えの動物をお絵かきするとか、1人が先生になって書道練習するとか)

3 やっぱりタレントさんは面白いわ、という非日常(出川さんもIKKOさんもみやぞんさんもプロだなあ)

というバランスの良さ。Twitterでも話題になってるようですが、ステイホーム週間に「気楽で、知恵と工夫の番組ないかな」と探すいいきっかけになりました。変化の時こそアイデア勝負ですね。テレ東さん、ナイスです!


特番の収録が出来なくなったので企画変更して全員在宅のバラエティ作っちゃいました!/出川・IKKO・みやぞんの割り込んでいいですか? | テレ東からのお知らせ : テレビ東京

在宅での楽しみ方を発見できるか、非日常の旅行や買い物をしてる気分になれる番組が見たい

お題「#おうち時間

 「今がぎりぎりの状態です」連日、都道府県別の患者数や店舗営業情報がテロップで流され、注意喚起が続いています。それは大事だし、社会生活を送る上で少なくともNHKニュースで”最も確からしい”情報は把握しておこうと思っています。

 一方で、新コロ情報をシャワーのように入れ続けると、気が滅入ってしまうのも正直なところ・・・。バラエティーもロケ日が注記されてたり、スタジオも妙に出演者の隙間が空いたりと、普通の番組でも新コロを意識してしまうのが、分かっているけど切ないです。やっぱりおうち時間の王道はテレビ視聴、ではいっそのこと、どんなテレビを見たいか、思いを綴ってみます。

1 在宅での楽しみ方を発見したい。

 そう、こんな感じです。在宅でも楽しいことって何かないかな、というのが知りたいのです。飲み会も行けないのでオンライン飲み会をやったりもしていますが、もっとうまくできないかなあ、とか、テレビ番組の企画は楽しいアイデアが沢山ありそうなので、是非、ビジュアル化してください。

 

2 非日常の旅行や買い物をしてる気分になりたい。

 余計な解説なし、景色や品物をじっくり見たいです。例えば絶景をドローンで撮って、景勝地の最新の映像を共有してくれれば、旅行気分になれます。

 また、百貨店が営業自粛なら、フロアから中継でバイヤーさんなどその道の一人者が商品にまつわる物語も語りながら、お勧め商品をじっくり説明してほしいです。飲食店でもブランドショップでもいいです。日ごろはただ買うだけ、食べるだけになりがちですが、その背景のストーリーがわかれば、もっと「買いたい」意欲がわくはず。

 「頑張って自粛したら、いつか行けるよ、買えるよ」とワクワクがあるものを、お年寄りでも見れる地上波で是非お願いします!!   (おわり)

 

ews.yahoo.co.jp

AIは超かしこい計算機…。新井紀子さんの本でわかったこと

 AIが人間の知能を超えるとかシンギュラリティとか言われ ”そう言われれば最近のOK Googleもめっちゃ賢いやん、AIもう人間に勝つかも”と漠然と考えていました。それで、AIに関する本をいくつか読んで、一番すっきりしたのが新井紀子さんのベストセラーでした。

 まず、AIが将棋や囲碁の名人に勝ったから、人間がいらなくなる、という単純なものでないことがよくわかりました。新井さんによれば、AIは「厳密な論理」と「確率」と「統計」で動く計算機(私の理解では「超かしこい計算機」)なので意味を解さない、これが本質的な人間との違いとのことです。例えば「私は山口と広島に行った」と「私は山田と広島に行った」を見て、人なら前者は2つの街に、後者は2人で広島に行ったことがすぐにわかるのに、AIには文脈から区別がつかないそうです。

 

 ということは、意味を介する人間が、超かしこい計算機をいかに効率的に使いこなすかを考えることが、これからの時代をうまく生活できるかの差になるのでしょう。私はこの本の記述から、特に2つのことを意識して生活しようと思いました。

 1つめは、「読解力」を意識して維持向上させ続けることです。大人でも読解力は維持向上できるとのことなので、読んだり書いたりを繰り返して、少なくともAIが理解できる文章の論理は理解できる力をキープしたいと思います。

 2つめは、AIが扱っている数理モデルと現実の違いを明確に感じる「感受性」や「責任感」をもつことです。具体的にどうすればいいか難しいですが、少なくともAIの処理がブラックボックスであること、彼らが超かしこい計算機であることを意識した上で、AIの出したアウトプットを人間目線で補正することができればと思います。特に将来、採用や融資、裁判などでAIが判断材料を出した際は大事になるでしょう。

 

 まだ、OK Google 以外に身近にAIを感じていませんが、煩雑な「作業」をAIが代替してくれて、人間がもっと意味もあって楽しい「活動」をできるようになればうれしいですね。個人的には「必要なものを探す」時間が非常に多いので、それをAIに頑張ってほしいです。そのためには「何をどんな時に無くすか」教師データが必要でそのデータを蓄積するには…、いい加減自分で防止策を考えた方が早いか(笑)。  (おわり)