引越し 大掃除の効用

引越しをすることになり、割り当てられた担当範囲の片付けを始めました。そしてお約束、昔の写真や資料に手が止まり、思い出を掘り起こしていました。

昔の写真を見て、どんなセンスしてんだ、という服装やポーズを発見するのはこれまで通りですが、今回は終活中の実家から送られた小学校~高校の通知簿の束から、2つ再発見がありました。

 

 1つは、思い出はデフォルメされている、ということです。僕は小学校の頃、「神童」と呼ばれるほど成績がよかったと記憶してたのですが、通知簿では「ふつう」が結構あり、まあええ方かな、くらいでした。一方、高校では授業内容のわからない落ちこぼれでしたが、そこまでは大げさ、という平凡なものでした。

自分の客観的な立ち位置を倍くらいに増幅して記憶しているとすれば、小6でモテ期だったことや、共学の高校なのに全く女子に相手にされなかったことも実は記憶のデフォルメで、平凡な男子生徒だったのかもしれません。

 

  もう1つは、人は簡単には変わらない、ということです。通知簿の評価では、物を丁寧に扱わない、最後まで人の話を聞かない、字や作品が雑など、今自分で感じることとピッタリ同じで驚きます。また、コメント欄に「今の君に何が足りないかよく考えてみよう」(小5)「重みは読書から」(中3)など、禅問答のようなコメントも見られ、何を問われていたのか気になります。

 この内容が記憶に残っていないこと自体、当時の自分には響いてなかったのだと思いますが、人間性の部分で、少しは成長を遂げられているのか、振り返る契機になりました。

人生がときめく片づけの魔法 改訂版

 本当はやらなければいけないことが山積していますが、あえて作文に逃避。まさに「最後まで粘り強くできない」評価のとおりですが(笑)、そろそろ作業に戻ろうと思います。