アニエスbの黒T

今週のお題「自慢の一着」

子供の頃からダサかったです。服に興味もなく、大学生になるまでファッションアイテムを買いに行った記憶もありません。大学生になって何をどう着ていいかわからず、微妙に色が違うGジャンをGパンにインしてみたり、くすんだジャージにベネトンの蛍光グリーンTシャツを合わせたりしました。何を志向していたのか、自分でも思い出せません。軽く髪にウェーブをかけてもらおうと散髪屋に行き、パンチパーマに近くなって笑われたのもこの頃です。

ハタチを過ぎて、初めてお付き合いした彼女からプレゼントしてもらったのが、アニエスbの黒いTシャツです。「アニエスベー」という読み方も知らなかったのですが、すごくカッコいい、黒すぎない黒で、左胸にポッケと小さなロゴ付きタグがついてるシンプルでおしゃれな逸品でした。まさに自慢の一着、もちろんデートでも着まくり、首回りがテロテロになるまで着たおしました。今にして思えば「ださい服ばっかり着んと、せめてこれ着てデートに来てや」というメッセージを感じますが、それでも未だに自慢の一着として感謝とともに思い出します。

今は「おしゃれになろう」と無理をせず、清潔感のある、オーソドックスなものを普通に着たいと思っています。欲を言えば、どこか1ポイント、センスがきらりと光るものを身につければいいのですが、それが何かはっきりしません。ファッションの世界は奥深く、面白いものだと思います。いくつになっても始められるのかなあ・・・。

 

 〇画像が欲しかったので添付しましたが、僕がもらったのはこのタイプではありません