キャリアは事後的なもの…そうか!:日本経済新聞から

人生100年時代に次のキャリアも考えないとなあ」という焦りがありました。今の仕事も好きだし満足だけど、今回のように新型コロナで調子のいい会社が急に赤字に転落したり、という報道をみると、何か食えるスキルを身に付けないと・・・いう気持ちも強くなります。「でもどうすればいいのだろう…。」その不安を和らげてくれる楠木建さんの記事を読みました。

 

仕事は思い通りにいかぬもの 川の流れに身をまかせて:日本経済新聞4/27 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58437790U0A420C2I00000/

 

そもそも、人生100年時代に次のキャリアを考える必要があるのか・・・(自問)。

○ 長寿だけど不安定な時代に、歳をとってから衣食住に困る生活はしたくない。

⇒ 今の職場がずっとあるか。あってもずっといれるか(定年、予期せぬ退職)。

⇒ 自分や家族の生活の安心、精神的な余裕を持つためにも何か次の準備を。

 という考えでした。

 

しかし、この記事を読んで

○ 綿密にキャリアを計画しても未来は不確かでコントロールできない。

⇒ 仕事は(コントロールできない)お客の役に立って初めて自分が儲かるもの。

⇒ だから、今の仕事を全力でやって滑った転んだの経験からキャリアは事後的に見えてくる。

 ということが自然に入りました。これは20代でも40代でも同じだと思います。いくつであろうが滑った転んだを厭わず、あくまで川の流れに身を任せ、そして良い身の任せ方として目の前のお客さんを喜ばせ、自分も頼られて楽しくなる仕事をすること。

 その積み重ねができれば、会社が変化し自分の所属が変わっても、何とか食べてはいけるのではないか。そう考えると、今の仕事で求められていることプラスアルファをいかに出していけるかに集中すればよく、気が楽になりました。この「求められることプラスアルファ」を出すために、いくつになっても斧を研ぐ必要があるのでしょう。

 

 人生100年時代、セカンドキャリア、老後2000万円・・・、言葉に踊らされていたなあ、と改めて感じたところです。全然不惑ちゃうやん。